芯化

EMI SAKURAI

プロダクト・ガバナンス部
グループリーダー

2007年 キャリア入社
法学部卒

MY CAREER STEP
  • 2007年
    商品企画部
  • 2017年
    商品企画部 チームリーダー
  • 2020年
    プロダクト・マネジメント二部
    グループリーダー
  • 2022年
    プロダクト・ガバナンス部 グループリーダー
※部署名は発令当時のものです
※プロダクト・マネジメント二部は商品企画部からの組織改変、プロダクト・ガバナンス部はプロダクト・マネジメント二部からの部署名変更

メガバンクでリテール業務を中心に経験を積み、当社に転職。投資信託の新商品の枠組みを定める商品企画業務に10年近く携わる。その経験を活かし、部内で約款や目論見(もくろみ)書などの法定ドキュメントを作成するチームのリーダーに。現在は、3つのチームを統括する立場で、法定ドキュメント作成業務のDXをはじめ、専門性の高い業務を効率的に進める施策に取り組む。

投資信託をあるべき姿に導く、
商品企画業務に取り組む

入社後に配属されたのは商品企画部でした。この部署では、新しい投資信託の組成に向けて、社内各部門の意向をとりまとめ、プロダクトの設計図である商品概要書を作成する業務に取り組みました。新商品のアイデアを出すことの多い営業部門や運用部門から、ミドル・バックオフィス部門まで、会社全体を見渡してそれぞれの意見を調整し、あるべき商品像に導いていく仕事です。

社外にも目を向け、証券会社を含む金融機関など投資信託の販売会社のニーズ、金融庁などの要請、関連する法令の改正などもきめ細かく把握する必要があります。さまざまな要望やレギュレーションに沿って、できることの範囲を一つずつ確認しながら新商品を形にしていきます。視野を広く持ち、社内の“旗振り役”として商品づくりに関わることができる面白さのある業務でした。

前職では、個人のお客様に対する提案の一環で投資信託も扱っていました。ですが、投資信託という商品の組成側に立つ業務は、私にとって全く新しい経験。段階的に専門的な知識を学び、同僚と切磋琢磨しながらプロダクトの理解を深めていける、とても大きなやりがいのある業務でした。経験を重ねるとともに、後輩の育成や指導などリーダーとしての役割も意識するようになりました。

誠実なコミュニケーションと
迅速なレスポンスを行動原則に

2017年からは、同じ商品企画部内で約款を作成する部署のチームリーダーを担当することになりました。約款というのは、投資信託の運用や運営方法などを法令に沿って規定するドキュメントのことです。約款チームでは、プレイングマネージャーとして動きながら、7名のメンバーの成長や働きがいなどに目を向けるマネジメントの比重が高まっていきました。

その後、組織上の統合や改編が重なり、法定ドキュメントを扱うグループの規模がさらに拡大。約款チームに加えて、投資信託の販売にあたって投資家に交付する目論見書や国に提出する有価証券届出書などの各種ドキュメントを作成するチーム、それらドキュメントを作成するシステムの構築を担うチームが部署の傘下に。2020年度以降、私はグループリーダーとして、これら3つのチームを統括する立場でマネジメントに携っています。

グループでは自由に意見を言い合えるオープンな風土の醸成を重視しています。メンバーから新たなアイデアや問題提起があれば、その都度真摯に受け止め、できるだけ迅速に自分の考えをフィードバックするよう心がけています。誠実なコミュニケーションと迅速なレスポンスは、信頼関係のベースになるもので、私の行動原則でもあります。常に仕事仲間としてサポートし合い、チーム力を向上させていきたいと考えています。

業務のシステム化に向けて、
一人ひとりのメンバーと知恵を出し合う

グループリーダーとしてできることを日々模索しながら、私自身も前向きに成長をめざす努力を大切にしたいと思っています。20名を超えるメンバーが安心して仕事に集中できるよう、変化の早い金融市場において常に最新の情報をキャッチアップし、各チームに共有しています。

また現在は、法定ドキュメント作成業務のDXとして、文書作成システムの改善と機能の追加に注力しています。法定ドキュメントの作成は専門性が非常に高く、一人ひとりのメンバーのナレッジがドキュメントの品質を支えています。これら貴重なナレッジを組織で共有し、有効活用していく上で、DXの推進はとても重要な役割を果たします。現在、システムの担当チームが中心となり、定型作業をシステムに代替させることを視野に業務プロセスを見直しているところです。法定ドキュメント作成業務のあるべき姿を一つずつ定義することから、チームを横断した議論を始めています。数年後には、人にしかできない付加価値の高い業務に、メンバーがより集中できるシステム環境が整えばと思っています。

法定ドキュメントは、形のない投資信託の商品性を表す基礎となる文書です。専門チームとしての誇りを持って、これからもドキュメントの品質を高め続けたいと考えています。

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