全社の力を結集するには、まず自分自身がコミット。お客様の課題解決をめざす。
隆 亮太RYOTA TAKASHI
金融法人ソリューション部
(中央金融法人グループ)
チームリーダー
兼 プライベートソリューション部
-
2016年公共法人営業部
-
2018年投資顧問営業部(公共法人グループ)
-
2019年機関投資家営業部(公共法人グループ)
-
2022年機関投資家ソリューション部
(公共法人グループ)
チームリーダー -
2023年金融法人ソリューション部
(中央金融法人グループ)
チームリーダー -
2024年金融法人ソリューション部
(中央金融法人グループ)
チームリーダー
兼 プライベートソリューション部
巨額の資金運用ニーズを持つ公的年金・公共法人をお客様として、長期的な運用戦略をマネジメントする業務に約8年間携わり、高い実績を挙げてきた。その手腕を評価され、メガバンクなど大手金融機関をお客様とするグループへ。20代の若手チームを率いるリーダーとして、より中短期の視点で付加価値の高い運用戦略の提案に取り組んでいる。
資産運用サービスの価値を高める、
機関投資家向け顧客フロントの役割
公的年金基金や政府系機関、メガバンク、保険会社などは顧客から預かった大量の資金を運用・管理することから「機関投資家」と呼ばれます。野村アセットマネジメントは、これらの機関投資家に対してレディーメードからオーダーメードまで幅広い運用ソリューションを提供しています。
私たち顧客フロントは、個々のお客様の運用ニーズを把握して、当社ならではの質の高い運用戦略を提案することで、お客様の資産運用における投資判断をお任せいただけるよう日々活動しています。実際に運用がスタートしてからも、定期的な運用成果の報告、大小さまざまな問い合わせに対して専門家としての回答を提供していきます。資産運用の入口から出口まで伴走し、お客様と中長期的な信頼関係を築いていくことがミッションです。
私は前職の信託銀行でも同様の業務に携わり、公的年金のお客様を担当していました。4年半ほど経験を積む中で、もっと幅広い運用戦略が提案できる環境で仕事がしたいとの想いが高まっていました。そこで、より多様な運用戦略が提案でき、先進的な開発思想のプロダクトを扱う機会も広がる野村アセットマネジメントに注目し、転職を決断しました。
お客様も資産運用の専門家。
総力を結集して提案の質を高める
キャリア入社して2年あまりは、既存の運用契約の継続対応に軸足を置いて経験を積みました。その後、ESG投資*への社会的な関心の高まりやオルタナティブ運用へのニーズの高まりを背景として、当社が注力する運用戦略に沿って新規提案の機会が増えていきました。
*ESG投資…環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の観点で投資先の企業を選ぶ投資手法のこと
公的年金・公共法人の担当者の多くは金融機関からの出向者であり、私たちと同様、資産運用のプロフェッショナルです。当社だけでなく、国内外の運用会社から日常的に数多くの運用提案を受ける立場でもあります。このようなお客様に、私たちの運用戦略を採用していただき、運用パフォーマンスに満足していただくのは簡単な仕事ではありません。
新規契約の獲得には、運用戦略の高いパフォーマンス実績だけでなく、リサーチ部門の高品質なアナリストやエコノミストの存在なども非常に重要です。変化するマクロ経済や金融市場の動きの中で、継続的に運用パフォーマンスを発揮する再現性が問われるからです。前例のないスキームでの新規契約にあたっては、例えばリスク管理部門や法務部門など、ミドル・バックオフィスの協力も欠かせません。企業として総力を結集して対応していくスタンスが必須なのです。
経験したことのない社内連携を実現しなければならないケースも多いです。そこで最も大切なのは、あくまで自分がプロジェクトを推進する当事者であるという意識を持つこと。「この分野は専門外なので」と端(ハナ)から社内の有識者に頼るのではなく、まず自分自身でよく考え、手を動かして必要な情報を整理し、案件を進められる環境を作ることが重要です。顧客フロントとして、どこまでコミットできるかによって、その後の協働メンバーの動きが大きく変わってきます。
幸い私は、これまで顧客フロント業務に携わる中で、当社で10件を超える大型の新規案件の獲得に恵まれました。これらはいずれも、社内各部門との二人三脚によって達成できたという感覚が強いです。だからこそ、苦労の末に受注できた際に「やったね!」と社内で喜び合うメンバーの姿に触れられることがうれしく、この仕事の原動力になっています。
プレイングマネージャーとして
若手に刺激を与え続けたい
2023年の4月からは、メガバンクや保険会社などの大手金融法人をお客様とするグループに異動しました。金融法人のお客様は、基本的に決算期ごとにしっかり利益を出すことを求めていますから、これまでとは違って中短期で成果を出せる運用戦略が必要です。新しい視点でお客様に運用戦略を提案できる今の立場を、自身のキャリアの幅を広げるチャンスと捉えてチャレンジを重ねています。
また現在は、20代の若手で構成されたチームのリーダーも務めています。かつて自分が当社でロールモデルとして尊敬していた先輩マネージャーは、お客様への提案に際して、徹底的に考えて付加情報を盛り込む人でした。常に提案の質を高める努力を惜しまず、それを心から楽しんでいました。その先輩のレベルにはまだ及ばない私ですが、若手メンバーに刺激を与え続ける存在でありたいと思っています。
すでにチームには、難しい課題を持ったお客様と正面から向き合い、社内の協力を得ながら課題解決に向けて取り組む若手もいて、そのことをとても心強く感じています。