地域の金融機関とともに、お客様の資産形成を支える存在であり続ける。

藤原 将嘉MASAYOSHI FUJIWARA
大阪支店
(地域金融機関担当チーム)
兼 資産形成ソリューション部
(地銀担当グループ)
チームリーダー
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2014年野村證券 豊橋支店
リテール営業 インストラクター -
2018年野村證券 調布支店 リテール営業
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2020年10月野村アセットマネジメント
投資信託営業部 -
2020年12月野村アセットマネジメント
大阪支店 兼 投資信託営業部
(野村證券担当グループ) -
2021年野村アセットマネジメント
大阪支店(地銀担当チーム)
兼 資産形成ソリューション部
地域金融機関担当チーム -
2023年野村アセットマネジメント
大阪支店
(地域金融機関担当チーム)
兼 資産形成ソリューション部
(地銀担当グループ)チームリーダー
野村證券でリテール営業に取り組む中で、国民がもっと金融リテラシーを高め、資産運用に取り組む必要性を痛感。野村アセットマネジメントに転籍すれば、投資信託を通じてより多くの人にソリューションが提供できると考えた。現在は大阪支店で地域金融機関に向けて投資信託のプロモーションに取り組むチームのリーダーを務めている。
個人の金融リテラシー向上に、
資産運用会社としてできること

野村證券時代には、2つの支店でのべ6年半ほど新規開拓営業に取り組み、多くのお客様と信頼関係を築くことができました。その一方で、資産形成のお役に立てない出会いも数多くありました。投機と投資の区別がついておられないなど、対峙するお客様の金融リテラシーは総じて低く、そこに営業として壁を感じていました。
日本の個人金融資産の残高は大きいにもかかわらず、長年給与水準は変わらず、消費行動は低調なままです。潤沢な金融資産を基盤として豊かな未来を築くためにも、家計に余裕資金を生み出す資産運用の必要性を多くの人に訴えたいと思っていました。それには、まだ資産運用を手がけていない多数派の方々の意識を変え、資産運用を始めていただく取り組みが重要だと感じました。
長期保有を原則とし、リスクを分散できる投資信託は、お客様が資産運用を始めるのに適したプロダクトです。高度な運用力と幅広い投資信託のラインアップを持つ野村アセットマネジメントであれば、資産運用の啓発において、影響力の大きな取り組みができます。一対一でお客様と向き合うリテール営業とは違ったやりがいが見出せると考え、2020年の10月、30歳のときに当社に移り、大阪支店への配属となりました。
現場に足を運ぶ。課題をつかむ。
あるべきソリューションを提案する

私は現在、地方銀行や信用金庫などの地域金融機関に対して、投資信託の販売支援を行うRM(リレーションシップ・マネジメント)チームのリーダーを務めています。
私たちのチームは、平均年齢30歳。常に「現場主義」を大切にして動いています。金融機関の担当者が地域のお客様と接する中で、日々どのような課題を感じているかをきめ細かくヒアリングし、そこから当社が提供できるソリューションを提案するスタイルです。外部の人間としてデスクをはさんで向かい合い、自社の投資信託のメリットを紹介してもあまり意味はありません。相手と同じ側に座って、お客様の資産に関する悩みの解決を一緒に考えるスタンスが重要だと思っています。
現場で吸い上げた課題は、金融機関の本部にフィードバックします。そこから、支店の担当者を対象にした投資信託の勉強会や、お客様向けに資産運用を啓発するセミナーの開催につなげています。勉強会やセミナーにおいても現場主義を徹底し、その金融機関の支店のエリア特性に応じた調整が必要です。支店の所在地が商業エリアなのか、町工場が集積する地区なのか、住宅街なのかによって、説明の順番やメッセージの伝え方などが変わってきます。
すべてのコミュニケーションにおいて大切なのが、嘘やごまかし、とりつくろいをしないこと。そして、チームの誰もが当事者意識を持ち、野村アセットマネジメントの社員として世の中にどんな貢献ができるのかを考え、金融機関の担当者と向き合うことです。そのような関係づくりを積み重ねれば、数多ある資産運用会社の中で「困ったらこの人に相談しよう」という唯一無二の存在に近づけると考えています。
若手中心のRMチームは、
伸び代も、波及力も大きい
チームとしては若いメンバーが集まっているので、若さならではの強みを活かすことができます。わからないことがあれば、金融機関の担当者に直接聞きに行けるからです。お客様に「わからない」と言える特権は期間限定なので、使えるうちに使ってほしいと思っています。
その一方で、迷ったときには「なぜ」を深く追求することを求めています。これまでの成功体験を振り返り、なぜ成功したのか、どのような提案の経緯だったのか、誰と協働したのか…と一つずつ理由を考えていくのです。「なぜ」を深掘って状況を整理していくと成功要因が見え、再現性を高めることができます。
チームメンバーの若さは、一人ひとりがさらに成長できることでもあります。伸び代は無限であり、大阪支店で身につけたノウハウを今後のキャリアパスの中で社内に波及していく力も大きい。チームが地域金融機関との関係づくりを通じて培ってきた知見は、当社で地域金融機関を担当しているすべてのRMチームで有効活用できます。また、メガバンク、証券会社、ネット証券、日本郵政など、お客様に投資信託を販売しているすべてのチャネルで応用可能な、普遍的なナレッジが含まれています。
今、一つの目標として見えているのは、現場から発想する私たちのソリューション提案モデルを、さらに社内に浸透させていくことです。すでに取り組みはスタートしているので、引き続き社内組織を横断したナレッジの共有・活用を推進していきたいと考えています。


